線と束

短歌

2016-06-29から1日間の記事一覧

皆のする血液という名のそれがどうしてお前にも濡れている

一方で落ちるドレパリー

消息を寂しいと思わない事だ それはまだアヴァンなのだから

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この春は練習なんかではなくて

天球に知人友人を割り当てる 父はこの世の嘆き担当

それはまた致し方のないことなのだけどひとりでに得心してしまわないで

本当は語りもあえず触れれない清く正しい距離感よりは

全身で苦しんだその苦しみを一人で弄ぶギターみたいに

出来事の全てがフローに見えるのはなべて僕との相対論です

白昼の盲目のなか書く文字は僕のためでなくあなたのでもない

憎き人よ来て 第二者の見てる中 天使の路上で刺し違えよう

これは僕とあいつとあいつとあいつらをこれは裏切り これは裏切り