線と束

短歌

2016-06-24から1日間の記事一覧

目覚めたら大体季節は変わってて、大体声は痛くなくなってる(そう願ってる)

今朝摘んだトマトを全部食べてくれ、そんで殺して僕の月日も

どれくらいしたい?どれくらいしたい?どれくらいしたい?どれくらいしたい?どれくらいしたい?

あまりにも紛れもないな 子供時分、僕らの首を絞めこんだ跡

君は嫌いなのそれとも嫌われたいの、野暮なんて、それが大人ってやつなのかな

描けない情景とはどこにあるのか、情景とはどこにあるのか

腕は一応暖かいけど笑えない、誰にどれがどれくらい届くの

文脈で記憶を濡らす どれがサインでどれがフリなんだよ、甘いかな

サーカル、僕の三割は既に落ちてる 残してくれよ あるいは決して

痛い人の隣で僕は痛いだけ どうしたらここに夜が来るのかな

夜酔のなかで一人で歌えるのはさ、非常に下らぬ線と束