線と束

短歌

2016-05-30から1日間の記事一覧

ただ運ぶ事にしか興味が、ないただ運ぶ事にしか興味がない

知ってるよ君の本当の舌の色 欲しいのは言葉より、もっと不確かなもの

最初からこの世は既に実行のフェイズ 言葉じゃなくて、見せてみせてよ

本当は一人じゃなくて見たかった

本心と清い生活と強さとを焼べて並べる どれも同じ黒さ、硬さ

もっと本当になって、と泣いてる 僕ら共に知らない光に浮かされている

沈殿した夜空を歩いて罵詈を聞く僕は悪事を働いている

時間差で寝る君の出す電磁波は黄色く、淡く、そしてかわいく

破棄されたあなたのための思い出を書き上げた後やっぱり消える